自分の受けた建築に対する魅力を作品にしたい
ポーターズペイントの認定工務店になろうと思った経緯は何ですか?
thinkbuilderが大切にしていることをより引き出してくれるからです。
既製品=無難、そこにはクレームが出ないことを軸につくられた無難な製品が多くあります(お客さんがストレスにならないように性能で選ぶこともあるんですけど)。
ポーターズペイントを使うと設計で大切にしている2つのことなど、住んでからお客さんに喜んでいただける要素が詰まっている気がするんですよね。
設計で大切にしてることについて教えてください。
既製品に頼らない建築をつくること 、自然の光を取り入れることです。
いろいろな仕事に携わるうちに、素材を大切にしたいという思いが芽生えました。
はじめは“いい素材感=かっこいい”そのぐらいにしか考えてなかったんです。
引き渡した後にお客さんから聞く住み心地の言葉を聞いて素材を大切にしたいという思いに至りました。光の入り方がどういう風に入るかが心地よさにつながっていることもわかり、2つのことを大切にしています。
thinkbuilderさんがつくる建築のこだわりに ポーターズペイントが訴求できていることは何ですか?
作りっぱなしではない家づくりができることです。
自分が生み出したものは建築が壊されるまで残るので、責任は重大だと考えています。ポーターズペイントで採用しているSTONE PAINTは引渡し前の最後までお直しができます(現場だと内装仕上げたあとの工事で傷がついてしまうことがある)。
最高の状態にして引渡し、その後はお客様にメンテナンスを引き継いでいただく。お施主様にも建築が壊されるまで大切にしていただけることを伝えられるのも魅力ですね。
現在のスタイルに至る経緯を教えてください。
ただ規模が大きいだけの建築(=現場監督の仕事)ではなく、デザインを加えられる仕事をしたいと思わせてくれたDESIGN FABRICA(https://design-fabrica.jp/)の荒木氏から大いに影響を受けました。
独立前に担当した荒木氏が設計したホテルの現場管理で、空間を設計する以外にもロゴ、プラン、装飾、アクセサリー、ルームキーのカード、ホテル備品、掲示物、コンセプトなど、細部までデザインをすることに触れ、自分が生み出す建築に対して可能な限り自分で関わるようになりたいと思いました。
2017年に独立した会社はそんな思いから「thinkbuilder株式会社」と名付けました。
最後にインタビューの場となった、恒久の家のこだわりを教えてください。
「恒久の家」はリノベーション戸建て。弊社にて設計施工を行い、ポーターズペイントを採用しました。実はSNSを通して既にポーターズペイントをご存知で、お施主さんから要望をいただきました。恒久の家では、STONEPAINTとWOODWASHを採用しています。
中庭に面して採光を大きくとることができるリビングの天井壁にはSTONE PAINTを、
天井を解体して出てきた梁は自然な木材の形をそのまま使った太鼓梁にWOOD WASHを使っています。
WOODWASHを塗っている太鼓梁は、今ではなかなか出会うことがない貴重な建材です。伝統的な建材に経緯を払いながら、続き間で欄間や鴨居、柱付けで書き込んでいた105角を補強(うめぎ、ボード補強)する必要がありました。
新築ではない経年変化した木材と新しい木材の共存を基を引き立ててくれるWOOD WASHを用いて、まとまりをもたせています。
think builder株式会社
(https://thinkbuilder2017.com/)
恒久の家
(https://thinkbuilder2017.com/works/renovation/恒久の家/")