Dec 3, 2025

このたび、ポーターズペイントショールームにて建築写真家 新良太さまの写真展、ならびに法政大学デザイン工学部建築学科 藤本貴子研究室の資料展示を開催いただくこととなりました。
法政大学 建築学科の祖であり、モダニズムと日本の伝統的様式を「混在併存」させる建築意匠を実践した建築家・大江宏氏。今回は、数ある作品の中でも2つの建築に焦点を当てた、展覧会と関連トークイベントです。ポーターズペイントショールームの空間にマッチした特別な展示を予定しております。
是非、皆さまでお誘いあわせの上ご来場ください。
会場:PORTER’S PAINTS SHOWROOM(googlemap)
会期:2025年12月17日(水)-12月24日(水)10:00-18:00
入場料:無料
閉館日:12/21(日)
展覧会概要
建築家 大江宏氏が手掛けた「茨城県公館」と「三番町共用会議所」を中心に、大江宏氏の建築の世界を写真家と研究者のまなざしで捉える展覧会を企画しました。前者の「茨城県公館」は解体されてしまいましたが、どちらも法政大学による調査と撮影の機会に恵まれた選ばれし建築です。
アーカイブズの軌跡の一部として、写真家 新良太による建築写真と藤本貴子研究室による家具製作と色調査の結果を展示いたします。また、今回の企画を通じて、PORTER’S PAINTS JAPAN とのコラボレーションで、大江建築の色の再現を試みました。三者三様の大江建築へのアプローチをお楽しみいただけます。

会場:PORTER’S PAINTS SHOWROOM(googlemap)
日時:2025年12月20日(土)17:00スタート
会費:2,200円(税込)(おみやげポストカードを1枚お選びいただけます)
申込:フォームよりお申し込みください(peatix)
定員30名
概要
建築家 大江宏が手掛けた「茨城県公館」と「三番町共用会議所」に焦点を当てた企画展「新 良太 写真展 + 藤本貴子研究室 展示」に関連して、本展覧会のアーティストである、新良太氏、藤本貴子氏のトークイベントを開催します。『恣意と必然の建築:大江宏の作品と思想』著者である石井翔大氏をスピーカー、『有名建築事典』を刊行したばかりの種田元晴氏を司会に迎えてお送りします。
建築作品、写真表現、記録調査、資料の保存や活用といった専門家ならではの切り口で大江建築が語られます。大江建築ファンの方も大江宏を初めて知る方も、建築にまつわる奥深い世界を感じていただけます。是非奮ってご参加ください。
登壇者(敬称略)
新 良太 ATARASHI Ryota
写真家。建築写真家に師事し、2000年よりフリーフォトグラファーとして建築写真を中心に活躍。大江宏建築のアーカイブズ写真を撮り続けている。写真展「TOKYO SKY PHOTOGRAPHY」(2025.10)写真集『TOKYO SKYTREE』(2012 朝日新聞出版社)、『Not Found』(2003 エクスナレッジ社)
石井 翔太 ISHII Shota(日本文理大学准教授)
日本文理大学准教授。博士(工学)。大江宏研究者。著書『恣意と必然の建築:大江宏の作品と思想』(2023 鹿島出版会)で、2025年日本建築学会著作賞を受賞し、今年の顔に。大分を起点に講演会、イベント等へ飛び回っている。その他、論考等多数。
種田 元晴 TANEDA Motoharu(文化学園大学准教授)
文化学園大学准教授。博士(工学)。法政大学55/58年館の再生を望む会、大江宏研究会等で活動するなど、大江宏研究者として活躍。著書『有名建築事典:イラスト&解説500』(2025 学芸出版社)、『立原道造の夢みた建築』(2016 鹿島出版会)その他、論考等多数。
藤本 貴子 FUJIMOTO Takako(法政大学専任講師)
法政大学専任講師。アーキビスト。博士(文学)。磯崎新アトリエ勤務後、文化庁新進芸術家海外研修員として建築アーカイブズの研修・調査。2021年より大江宏アーカイブ構築・活用を進める。論文「大学教育における近現代建築資料活用とアーキビストの役割 大江宏資料活用実践の検証を通して」他。
トークイベントのお申し込みはこちら
https://peatix.com/event/4699853
主催|新良太写真事務所
法政大学デザイン工学部建築学科 藤本貴子研究室
PORTER’ S PAINTS JAPAN
協力|株式会社NENGO
資料提供|法政大学デザイン工学部建築学科 小堀哲夫研究室
後援|DOCOMOMO Japan
展示に関するお問い合わせ:SML Works玉木慎 makoto-tamaki@sml-arch.com
